菊芋(きくいも)南箱根 函南産 商品一覧
キクイモは、キク科ヒマワリ属の多年草で、ヒマワリのような鮮やかな黄色の花を咲かせる植物です。栄養価が高いためスーパーフードとして注目を集めています。
キクイモの最大の魅力は、糖質の吸収を抑える働きがあるとされる「イヌリン」の含有量。他の地域の菊芋のイヌリン含有量は40%程ですが、伊豆・函南産はイヌリンを約51~56%も含んでいるため、糖質を抑えたい方や血糖値が高い方から注目されています。
「天然のインシュリン」とも呼ばれることがあり、美容や健康面を気にされている方々から関心が高まっています。
さらに、キクイモは「芋」と付きますが、デンプンをほとんど含んでいないため、低カロリーで糖質制限をしている人にとても向いている食材です。
イヌリンは水溶性の食物繊維のことで、菊芋はイヌリンを多く含んだ野菜です。イヌリンを摂取することで、糖分や炭水化物の吸収抑制、整腸作用、便秘改善の効果などが期待されます。
ビフィズス菌を増やしてお腹の調子を整える効果があるとされ、腸内環境改善が見込めます。また、血中に含まれる脂肪を低減する効果や、食後の血糖血糖値上昇抑制効果もあるとされています。
含有量を他の野菜などと比べると、圧倒的な多さです。大麦の7.7倍、ごぼうの約19倍、納豆の約22.3倍もの水溶性食物繊維を含んでいます。
キクイモの種芋には中国産、オーストラリア産などがありますが、中でも一番イヌリンの含有量が多いとされるドイツ産の種芋を選び栽培。函南(かんなみ)の地でドイツ種を栽培すると、まるで新生姜のように白く美しく、良質で大きなキクイモが育ちます。
イヌリン含有量は国産種の約1.5倍。函南きくいもは、分析試験において、イヌリン含有量が100gあたり、51.4gという数値が証明されています。イヌリン含有量が高く、品質が良い最高のキクイモが出来上がるため、関係者の間からも函南産キクイモは高く評価されています。
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菊芋を栽培する「ショウジ」の吉田社長は、中伊豆、南伊豆とさまざまな土地でキクイモ栽培を研究。いずれもうまく育たず苦戦しましたが、黒ぼく土の函南の地で栽培に成功しました。伊豆半島は霊峰富士の火山灰から生まれた黒ボク土で、リン酸吸収高く有機物を多く含んでいます。温暖地域で、原生林があり、黒ぼく土の函南はキクイモ栽培に最適な環境。生命力の強い菊芋を育てると土がすぐに枯れてしまいますが、函南の特殊な環境下では、5年栽培しても土が良い状態のまま。キクイモ栽培で有名な東北や九州にはできない栽培方法です。
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キクイモの根は地中奥深くまで成長し、通常の農家の農機具では土を深くまで掘ることができず、収穫に困難を極めます。農家泣かせの作物で、栽培が難しく諦める農家も跡を絶ちません。しかし、ショウジさんは土木関係の会社のため、重機を使い土の奥深くまで掘り起こし、取り残しなく大量に収穫することができます。効率よく栽培・収穫ができるため、キクイモ商品を大量に生産し、通年販売することが可能となりました。
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菊芋の生産は九州や東北でも行われていますが、函南菊芋のイヌリン含有量約51~56%は国内トップクラス。「九州のものよりも、函南キクイモのほうが効果があった」というお客様もいるほど高評価を頂いています。
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静岡県の東部に位置する函南町で栽培。富士山の南東に位置します。自然豊かな環境の中で炭素農法、無農薬栽培をしているため、安全なキクイモです。製造も国内で行っているため、安心してお召し上がりいただけます。